溺愛ダーリン&愛しのハニー
「あいつは…フェンシングの全日本チャンピオンだ…。容姿とは裏腹に隻眼で…
そのハンデを物ともしない攻撃的なフォーム…。フェンシング界ではヤツに
コトをそう呼んでる。『独眼竜の王子』って…まあ~椎名財閥の御曹司だしな…」



「……ハニー…寂しかったか?」


ダーリンは甘い声音でいきなり…私の席にやって来た。


次の瞬間…表情を変え、鋭い視線をクラスメイトたちに突き刺す。


特に男子生徒たちに対しての視線が怖ろしいくらい迫力ある。


「…申し遅れたが…彼女は俺の妻だ…卒業までは旧姓で通して貰うが…俺の妻に
手を出すヤツは椎名財閥の力を使い、全力で…叩き潰す!!」


「……」


クラスメイトたちはダーリンの言葉に硬直する。


武士なんて化石化していた…。



ゴメン…武士…。



私は心の中で謝る。



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