続☆オカマに恋した☆
自殺も考えたけど、結局死にきれなかった…ー。



サイズが合わない、キツキツの真奈美(自殺した恋人)の制服を着て、

デパートの屋上から飛び降り自殺しようとした。



けど、遥に止められて、結局未遂に終わった。


13歳の秋のことだった。


自殺未遂した時、

京ちゃん(可奈さんの美容の専門時代からの友人で、今は可奈さんのお店で働くオカマ)

からこう言われた。


「愛にも、真奈美の家族にも、彼女の友達にも

(遥は真奈美の小学生の頃友人だった)

真奈美は救えなかったと思う。

ダレにも……

だから、あんたが責任を感じることはないのよ。

でも真奈美のことは、背負わなくちゃならない。

そう感じるかも。

でも、あんたが死んだら、残された人に二重の苦しみを押し付けることになる」

 その言葉に、俺は死んじゃいけない…死ねない…と思った。



だから、俺は生き続けなくちゃいけない。



 大切な人を悲しませない為にも。
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