続☆オカマに恋した☆
「何で……?」

 遥の唇が、ゆっくりと動いた。



「遥のことはやっぱ友達としか見れてなかった。

言葉も全部あんなの忘れて。

文化祭で舞い上がってただけだから」

 うつむきながら嘘を吐き出す。



遥の視線は感じる。



「ずっと……

ずっと愛のこと待ってちゃダメかな?

今までも待ってたし。

またいつか、気が変わるかもしれないじゃん。

ほんの一瞬でも……」



「ってか、重いんだよね、そうゆうの。

ほんとウザいから」

 必死に言い放つ。



胸が押しつぶされそう。



自分の口がこんなにも残酷なこと言うなんて。



待っててなんて、言えない。



「莉紗さんの…こと…好きなの?…」

 遥は恐る恐る、そう問いかけてきた。



遥の頬に一筋の涙。



けどもう…俺は遥を守ってやれない。



涙も拭ってやれない。



悔しいけど。



「だね。ガキん時から一緒にいたから気心知れてるし、年上だし」

 嘘は一つつくと、たくさんつかなくちゃなんない。



遥の心に俺が残んないように。



彼氏としての俺を想い出さなくて済むように。



早く忘れられるように。



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