君の声は愛を歌う
手鏡を見ながら紙をすく

引き出しからそっと
リボンを取り出し髪に付ける


そう、あの時蓮君がくれた
あのリボン

これを付けたら
あなたに会えるきがしたんだ


「蜜花ーそろそろ出発するよ」

下からお姉ちゃんの声が
聞こえた

「はーい今行くねー」

私は胸を踊らせながら
階段を降りていった

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