何度でも君を・・・
流れるプールにはほとんど人がいなかった。
なんでだろ??
ウォータースライダーにはあんなに人がいたのに…
まぁ、思いっきり遊べるからいいやっ!!
「ねぇ~ビーチバレーしない??あたしボール持ってきたしっ!!」
あたしが提案すると…
「いいね~やろ~」
みんなが賛成してくれた。
…ひとりを除いては。
「え~めんどい…」
「おい優真!そんなこと言わずにやろ~ぜ」
なぜか日向君がフォロー(?)してくれた。
「じゃぁ、男子vs女子の真剣勝負ね!」
瑠理が燃えながら言った。
「え~…真剣??」
高谷がダルそうに言った。
そうとうやる気がないみたいだ。
「じゃぁ、勝ったほうは負けたほうに奢ってもらうってのはどう?」
「…いいよ」
…いいんだ。
奢りを賭けたビーチバレーが始まった。