幸せの欠片
スタート

家出



10分後、車のライトが座り込んで泣いていた私を照らした。


「舞嘉ーっ。」

翔月が駆け寄ってきた。

「舞嘉、うち行こ?」

「…うん。」

「歩ける?」

「…うん」

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