俺だけのサンタガール




「返事、聞きたいな。」



「俺の顔見たら分かるだろ」




情けないぐらいに、真っ赤だと思う。

だって、ずっと好きだったやつからの告白は、嬉しすぎて。



余裕に見える葉瑠に、少しイラついて。



顔を手で覆って、ため息をついた。




「私、ちゃんと聞きたい。


かおの口からちゃんと。



私だって勇気出して言ったんだ。

かおも言わないと不公平だよ?」




不満げな、葉瑠の目の奥の、不安が見えた気がした。




「~~~~ッ!!!

好きだ、バカ!

葉瑠が好きだッ!」




葉瑠を見ながら言うと、葉瑠の顔がみるみるうちに、赤くなった。なんか新鮮




「あ、りがと////」











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