これは恋ではない













筆を走らせながら
俺は小説の終わりをひなたのアドレスを消す事で終わらせたかった…

でもこれは俺であって小説ではない!

このやりどころのない気持ちに終わりはないのだ!

人は生きる…
人は生きろと言う…
それはなんだ!



なぜか
某有名アニメのラストの台詞が聞こえてくる

『…気持ち悪い…』
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 今日も今日はで、うんざりするほど蒸し暑い。 五人も作業すればいっぱいの工場の中で、甲高く立ち上る電動ドリルの音。ドリル刃を垂直に押し込み、貫いたら逆回転に切り替えて引き抜く。図面をもとに先にけがいておくから、作業となると機械的に、飽きて意識が飛ばないことを願いつつ、ひとつ、またひとつと押し込んでゆく。 いつからかうんざりするほどの汗が額から流れ、いわゆるドカチンスタイルのはちまき状のタオルは、今にもほどけてしたたり落ちそうだ…。 言葉にしてみるとちょっと『お仕事』しているみたいに聞こえるが、いわゆる俺のしている労働ってヤツは、大きな企業さんたちがコストダウンの名のもとに「つくる」ことは極力外に出して(アウトソーシング)、金勘定の人間以外はリストラする、利潤追求のおかげでおこぼれをいただいているワケで。 ついでに言えば、図面引きの俺が、なんだかんだで離婚して、社訓である 「家庭の平和は社会の平和!家庭なくして平和なし!」 と、一月に一回唱和させられるスローガンにそぐわない人間として、そこはかとなく左遷をくらってるワケである。(もちろん社長の不倫癖も専務に二号さんがいようと) 淡々と作業していくと、集中は途切れ、思考は彼方遠くへと…。 心もとない意識をたぐりよせ、心にあるバネみたいなものをギュっと押さえ込む。これを押さえられなくなったとき、俺はどこかへ飛んでいくのだろうか…?

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