スイート キッス

始まった高佼生活

「ん？」

朝起きると自分の部屋じゃない場所にいてビックリした。

あ、そっかここ蓮の家だ。
昨日、しちゃったんだよね。

「お前さ、着替えねぇの？」

「え？」

私は自分の体を見てみた。
「きゃあッ」

私はとっさに近くにあったシーツで体を隠した。

「別に昨日見たんだからいいじゃん。」

蓮がフッと笑って言った。
私はそれを聞いてカァと赤くなった。

「顔真っ赤。」

蓮が面白そうに言った。

「一回帰る！」

バタン！
そう言ってドアを閉めた。
ちなみに今は朝の６時。

家でシャワー浴びなきゃ。
私は静かに家の門を開けて中に入った。

シャワーも浴びて準備が出来た所に丁度内田がきた。
「お時間です。」

「ありがとう。」
私がそう言うと内田はビックリした様な顔をした。

「何？」

「いえ、ただ梨香様がお礼を言うなんて。」

「あのねぇ私だってお礼くらい言えるから。」

「それにその梨香様っての止めて？せめてさんとか。」

だって内田は今二十歳でそんなに年が離れてるわけじゃないからそんな風に呼ばれるのが嫌だったんだ。

「じゃあ、梨香さん。」

「そう、それでいいの。」