双子様の恋愛
浮気したつもりはない。





相談にのっただけ。






だけど悪いことした気分だ。








「簡単だろ。今から菜架に電話しろ。話せばわかる奴だろ。」

「…今ケンカ中。」

「ばか。もう知らねー。」








だよな。






もういい。






寝る。








ベッドに潜り込んで寝た。









「…と。來堵!」

「…ん、誰。」

「莉乃だよ。そんなことより、大変だよ?ネットで來堵が学校さぼって浮気デートって。」

「浮気デート…?」






莉乃から渡されたケータイを見ると、昼間の玲子との写真。






最悪だ…。







「菜架リンは?」

「なにも知らない。」

「はぁ!?」

「わかってる。今から行く。莉乃はそれどころじゃねぇだろ。じゃ。」








ダッシュで菜架の家に。






インターホンを押すと、菜架が出てきた。









「あのネットのやつ、見た?」

「…なんのこと?見てない。」

「嘘つくな。さすがにわかるようになってるから。」

「…。」






芽依か虎が気づいて教えたんだろ。







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