双子様の恋愛
*來堵



なんでも思いつきってのは教育し直すべきだな。




だって、いきなり家とかあり得なくね?





初めて菜架の家に入るのに。





なんだかんだ近くてあっという間に着いた菜架の家。





…うん、普通。





俺ん家が異常なんだ…。






「入ろう?」

「あ?お、おう。」






珍しく動揺してる俺。





アホな菜架は気づいてねぇけど。






「ただいまぁ!!」

「お邪魔します…。」






玄関も普通だけど、なんか超キレイにしてあるかんじ。






「菜架ぁぁぁぁ!!今の声は來堵様!?」

「あ、姉…。そうだよ…。そうだから落ち着いて…。離れて…。」






奥から飛んできたキレイな人。





どうやら姉らしい。





菜架とはタイプ真逆だけどキレイだな。





菜架と会ってなかったら食ってる。






「あは、初めまして、菜架の姉の彩矢です♪」

「あ、ども。館木來堵です。菜架…さんとお付き合いさせてもらってます。」

「來堵様イケメン!!菜架やるね♪」





…様?




…もうあえて何も言わねぇ。






「ラッキーだよ、今日は父も母も帰ってくるって!!」

「そうなの!?やった♪」






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