完璧男子
 車にのり先にのっていた蓮の横に座った。


「何か言われた?」

『大したことじゃないよ』

「ふーん…」



 不服そうな蓮。




 たぶんさっきのことを蓮に話したら蓮は私から離れていく。





 明日から何が起こっても私の傍に蓮がいてくれればそれでいい。





 嫌がらせだって……それ以上のことだって蓮がいればいい。






 そう思ってたのに…その蓮がいなくなるなんて考えもしなかった。





 果菜実さんならやりかねないのに。








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