完璧男子
 木野は心配そうにこっちを見てる。





 ここは人が多すぎるし…もめ事になると面倒だ。






「文句あんなら表出ろよ」




 俺がそう言うと男たちは面倒くさそうに言った。





「弱いのに意地張んなくてもいいじゃん? 女の子たちは俺らがもらってくから」




 にこっと笑うと橘を優枝から引き離すと優枝の肩を持った。







 さわんじゃねぇよ。






 優枝は何が何だか分かってない様子。






「俺、すっげぇこの子好みなんだよ」



 男の一人がそう言うと店の外に向かってひっぱりだした。






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