ピュアハート 2
そう言って着替えたものの、やっぱり恥ずかしい。
「もう、似合わないだろ?」
「うわあ、そんなことないよ。まだまだ高校生で通用するよ。」
「…それ、褒めてんの?けなしてんの?」
「若い…て褒めてるの!さ、行こう。」
出掛けに念のためマスクを着けて、学校へ向かった。
マコの自転車に二人乗りして、後ろに乗ったマコが腰に手を回して道案内する。
同じ高校だったらこんなこともできたのかも…なんて思いながら自然と笑顔になった。