初恋は前途多難! ~朗らか社会人とメイド女子高生 【1:出会い編】
オフショルダーで少し長めのチュニック。
綺麗なパステルピンクで明るいし、ウールの薄手織りだから春物セーターとしては充分だと思う。
一応、中には白いキャミも着ている。
下は、お気に入りのフリルのミニスカートに見える赤黒チェックのショートパンツを合わせてみた。
それから黒いニーソックスに、靴はブラウンのショートブーツ。
あと、いつものカバンじゃ合わないから、遊びに行くとき用に持っているパステルピンクの合皮のミニバッグ。
それが今日のために考えたコーディネイト。
「――うん、変じゃないよね?」
何度も鏡の前でくるりと回って確認した。
いつも以上に念入りに確認して――自分の中でOKを出す。
うん、服はこれで良いかな。
「よしっ!」
シンさんとプライベートで会うってことに、やっぱりすっごく緊張して仕方がないけれど。
でも――いいよね、会おうって決めたのはあたし自身なんだし。
それに……
緊張とはまた違うどきどきを抱いているってことを、このときのあたしは分からなかった。
綺麗なパステルピンクで明るいし、ウールの薄手織りだから春物セーターとしては充分だと思う。
一応、中には白いキャミも着ている。
下は、お気に入りのフリルのミニスカートに見える赤黒チェックのショートパンツを合わせてみた。
それから黒いニーソックスに、靴はブラウンのショートブーツ。
あと、いつものカバンじゃ合わないから、遊びに行くとき用に持っているパステルピンクの合皮のミニバッグ。
それが今日のために考えたコーディネイト。
「――うん、変じゃないよね?」
何度も鏡の前でくるりと回って確認した。
いつも以上に念入りに確認して――自分の中でOKを出す。
うん、服はこれで良いかな。
「よしっ!」
シンさんとプライベートで会うってことに、やっぱりすっごく緊張して仕方がないけれど。
でも――いいよね、会おうって決めたのはあたし自身なんだし。
それに……
緊張とはまた違うどきどきを抱いているってことを、このときのあたしは分からなかった。