初恋は前途多難! ~朗らか社会人とメイド女子高生 【1:出会い編】
チリリーン――……
夕方を過ぎてお店が少し落ち着く時間帯。
お客さんの数もまばらになりだし、今日はこの時間からラストまで、あたしと茜さんの2人で接客して行く。
そんな頃に、来客を告げるベルが涼やかに鳴り響いた。
「お帰りなさいませ――」
そこまで言って、思わず言葉を止める。
「あ――……」
「ただいま。帰ってきたよ」
ドアの前には、いつもの温かくて朗らかな笑顔。
シンさん――……
少し後ろには、真治さんも立っている。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
あたしはにこやかに頭を下げると、
「お席へご案内いたします」
手で奥を指していつものように席へご案内。
いつも通りの変わらないふりをしていたけれど、
内心は、凄くどきどきしていた。
夕方を過ぎてお店が少し落ち着く時間帯。
お客さんの数もまばらになりだし、今日はこの時間からラストまで、あたしと茜さんの2人で接客して行く。
そんな頃に、来客を告げるベルが涼やかに鳴り響いた。
「お帰りなさいませ――」
そこまで言って、思わず言葉を止める。
「あ――……」
「ただいま。帰ってきたよ」
ドアの前には、いつもの温かくて朗らかな笑顔。
シンさん――……
少し後ろには、真治さんも立っている。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
あたしはにこやかに頭を下げると、
「お席へご案内いたします」
手で奥を指していつものように席へご案内。
いつも通りの変わらないふりをしていたけれど、
内心は、凄くどきどきしていた。