ダブルベッド
手に負えるかどうかは定かではない。
しかし確かに充には桃香の全てを包み込める自信がない。
悲しい過去は前代未聞で、そんな女をどう扱って良いのやら。
充にはたまに食事に行ったり、会社で挨拶をしたりするくらいしかできないのだ。
そして時たま求められることがあれば、それを叶えてやるくらいはしてやるつもりではあるが。
8月に入ってから半月と少ししか経っていないのに、ずいぶん長い時間のように感じた。
思えばクモ退治から狂い出したのだ。
充の青春時代のような恋心は。