キスフレンド【完】

―――……


「そっか。じゃあ、もう泊まりにはこないんだ?」


紫苑の家に着いて、さっきまでの事を説明すると、紫苑はシロの頭を撫でながらそう尋ねた。


「シロが来てって頼むなら、また泊まりに来るよ」


「シロじゃなくて、俺が頼んでもきてくれんの?」


「……くるよ」


「へぇ。それならいいけど」


あたしがそう答えると、紫苑は満足そうな表情を浮かべてシロを抱き上げた。




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