キミに逢いたい…
家につくと
渡された紙を見つめて座り込んでいた

あんなナンパ野郎…

捨てるべきだったのかもしれない

なぜか私はその紙を引き出しにしまった



まさかこれが運命を狂わすとも知らずに…


数日が経った

エリコは相変わらずふてくされている

私は気にせず日々を過ごした

案の定 悪い噂がひろまった

「なんかエリコの男にユキが手出したらしいよ~」
「はぁ?あんなブスが?」
「エリコかわいそ~」

勝手に言ってろ

昔から慣れてる

いじめられて
悪口言われて

エリコは昔から人気者でかわいくて…
だからこそ私と一緒にいるんだと思う…

目立ちたいんだ

エリコの悪いクセ
自分が嫌な思いをしたら全部わたしのせいにする

でも慣れた

好きなだけ言えばいい

泣きもしないし
死にもしない

いじめたきゃいじめればいい

17歳のわたしはそう思っていた…
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