ラベンダー
「マラソンかぁ…だるいよねぇ」
真理が言うように今日はマラソン
マラソンといってもトラックをぐるぐる回るだけ
まずは男子が走り出した
やっぱり來斗に目がいってしまう

來斗も録も運動神経抜群
なんで録には彼女がいないかが私にはわからない

「あの…あずささん?」
話しかけてきたのは1組の恵瑠(える)ちゃん
私のような跳ねたようなくせっ毛ではなく
少女漫画のようなくるくるとした可愛い髪型が特徴的
「どうしたの恵瑠ちゃん?」
真理も私たちをのぞき込んできた

「私、録が好きなんだけど…手伝って欲しいの」

そういう恵瑠ちゃんの顔はいちごのように真っ赤だった

「今日は來斗は録や友達と食べる日だからお昼一緒に食べようよ!」

私がそういうと恵瑠ちゃんは小さく頷いた
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