優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
深川家の晩御飯は、基槻の大好物のハンバーグだった。
お風呂にも入らせて貰い、私はお母さんから渡されたアルバムを見ていた。
基槻の幼少期の写真。
「昔は可愛かったんですねー。
今はカッコいいけど…っ」
「そうでしょ?あの子ったら、男の子からモテたのよ!(笑)」
私はお母さんとクスクスと笑いつつ、アルバムのページを捲った。
「…あ…れ……?」
すると、1枚の写真に目を奪われた。
基槻が公園で砂場遊びをしてる写真。
泥団子を掲げる基槻の横に、スコップを笑顔で持った女の子が写ってる。