優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
2日後――。
「お兄ちゃん!どう?」
靴を履いていたお兄ちゃんの前に、私はコンタクトをし、髪の毛も巻いた姿で、洗面所から飛び出した。
マスカラとグロスだって、綺麗に塗った。
「……ゆ、遊!
お、お前…何だソレ!可愛すぎるんだけどっ!!」
どうやら成功したみたい。
今日、基槻には何も連絡して居ない。
学校で驚かせたいから。
「いってらっしゃい(笑)」
「い、行って来る;;」
お兄ちゃんは私をチラチラ振り返りながら家を出た。
私は笑顔で見送り、戸締まりをし、炊飯器のタイマーをセットして、家を出た。
ちょっと恥ずかしい気もするけれど、基槻に釣り合いたいし、基槻を振り向かせたい。