優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】



2日後――。



「お兄ちゃん!どう?」



靴を履いていたお兄ちゃんの前に、私はコンタクトをし、髪の毛も巻いた姿で、洗面所から飛び出した。

マスカラとグロスだって、綺麗に塗った。



「……ゆ、遊!
お、お前…何だソレ!可愛すぎるんだけどっ!!」



どうやら成功したみたい。

今日、基槻には何も連絡して居ない。

学校で驚かせたいから。



「いってらっしゃい(笑)」



「い、行って来る;;」



お兄ちゃんは私をチラチラ振り返りながら家を出た。

私は笑顔で見送り、戸締まりをし、炊飯器のタイマーをセットして、家を出た。

ちょっと恥ずかしい気もするけれど、基槻に釣り合いたいし、基槻を振り向かせたい。
< 41 / 252 >

この作品をシェア

pagetop