優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
学校までの道程で、近所の人や、同じ制服を来た学校の人に見られた。

“こんな子、居た?”とでも言いたそうな目。

周りの目なんて、気にしないけど、良い気ではない。



「葵衣、おはよう」



私は学校に着くと、目の前に居た葵衣に真っ先に声を掛けた。



「んー?遊?
………あれ………?」



葵衣は私を見て固まった。

私は「もしもーし?」と、葵衣の顔の前で手を振る。



「遊ッ!!何で?何でそんな可愛くなってんの!?」



…そんなに変わったかな?

私は自分の髪の毛や顔をペタペタと触る。

葵衣はそんな私を他所に、鋭い目で周りを見渡した。

私もつられて辺りを見ると、同級生や先輩、後輩が私たちを見ていた。
< 42 / 252 >

この作品をシェア

pagetop