先生に囚われて

ぎゃっ!!

「また、やってしまった……」


自分のベッドの上で、携帯電話を握り締めてひどく落胆する。


なんなんですか、この時間は。

とっくに学校の始まっている時間に起きてしまった私は、胡桃にメールで謝りながら、
やっぱり、のんびりとした足取りで学校まで歩いていった。




「はぁ……どうしよう」

携帯の画面に思わず独り言を落とす。


もうすぐで校門。

なのに足はどんどん重くなっていく。


行きたくないなぁ。


『早く追いでよ〜!!次、サエちゃんの授業だよっ!!』


たった今、胡桃から届いたメール。

ため息しか出ないよ。


このまま行けば確実にりぃ君の授業中にぶち当たる。

それだけは勘弁してほしい。

< 30 / 282 >

この作品をシェア

pagetop