BLACK&BLUE〜私の愛するヤクザ〜【続編】
それが分かっているからあたしも何も言わないようにしている。



極道の妻ならあたしみたいに無関心だとよくないんだろうけど。



何か力になりたいのにあたしには何をする事もできない。



ただ弘さんの帰りを待つだけ。





「弘さん、お帰りなさい」


「ああ、子どもたちは」


「もう寝てますよ」


「そうか。雪乃、久しぶりに一緒に風呂でも入るか」


「えっ?」





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