Snow Song-君といた輝雪-
『そうか…夏稀の思いが届かなかったんだね…』

淋しげな表情の夏稀を俺は見れなかった。


『でも、何かスッキリした。優人があの日諦めたらダメだって言ってくれたから、もう一度彼氏と心の内を話せたし…優人ありがとね』

夏稀はそう言って俺に笑いかけた。


その夏稀の笑顔が…


俺の胸を締め付ける。


もう俺の中の夏稀への思いは、溢れ出しそうだった。


このまま抑える事なんて…


出来ない。


『な、夏稀!!』

俺は夏稀の肩に手を当てた。


『どうしたの優人?』

夏稀は真剣な表情の俺を見て、不思議そうだった。


『な、夏稀…あの…俺…夏稀の事が…』

俺はこの場で思いを伝えようとしていた。


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