突然の恋


ーーーーーー

「コーヒーと紅茶どっちがいい?」

「んーコーヒーかな」

「オッケー」

美容院を出てから髪が濡れたままの麻衣は遼子の家に向かった

何も連絡せずに突然訪問した事と、麻衣の姿を見て一瞬驚いた顔をしたけど「そのままぢゃ風邪引くから」とバスタオルとドライヤーをせっせと運んできてくれた


髪の毛が乾く頃、寮子がキッチンから出てきた

「はい、コーヒーだよ
「ありがとう」

差し出されたコップを受け取った後、タバコに火をつけた

「で・・・。何があった訳?」

煙を吐き出したところで、遼子が聞いてきた

どこから説明したらいいか、迷いながらも美容院に行ってからの出来事を遼子に話したーーー


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