突然の恋

「それで、そのまま帰ってきた訳?」

店を出てそのまま遼子の家まで来たことまでを簡単に説明すると予想していた通りの言葉が返ってきた


「んー・・まぁ・・」

と曖昧に答えた


今の気持ちをどう説明したらいいのかわからない
麻衣自身でさえ、なんであそこで帰ってしまったのか…


「未練があると言われて勘に触ったわけ?」

「だって初対面でさ、しかも年下でよ?あんな風にいきなり言われたら・・・。しかもまだ彼の事が好きだって言われたし」

「ふーん。その子変わった子ね。でもほんと、たまに麻衣は大胆な行動に出るよね」

「ハハハ、あるね。たまに」


その後も他愛のない話をしているうちに美容院での出来事が嘘の様に思えてきた


しばらくして夕方近くなったこともありおいしいもの食べに行こうよ!という遼子の一言でご飯に行く事になったーーー



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