突然の恋
誕生日

向かった先は、よく行くダイニングバー


社会人になって、遼子と仲良くなってから隠れ家的な穴場を探そうよ。ってことになり、たまたま入ったお店がここだった

バーといえばお酒しかないイメージだった二人

料理のメニューが豊富なのもびっくりしたが料理があまりに美味しくて更に驚いた


それからというものよくこの店に来ることが多くなっていた

何回も足を運ぶうちにマスターと仲良くなった

どんなに店が忙しくても気配りができるマスター
幅広い年齢の人に浸しまれている

一人で経営していたこの店もここ、2・3年程で急に口コミで人気になり

従業員を2人雇った

いつも元気いっぱいでサッカー大好き人間
髪は短髪で爽やか
エクボが出る笑顔にお姉様たちはメロメロ
人懐っこいこともあり男性客からも人気の楓

もう1人は背が高くクールで紳士的 黒い髪は肩上ぐらいまで伸びている
口数は少ないが、大人な雰囲気たっぷりオーラの靖樹
シャイカーを振る姿を見れば誰もが虜になる


それぞれ3人ともにオリジナルがあり

誰が作ってもカクテルは美味

指名してカクテルを作ってもらうことだって出来る

まだ6時くらいだというのにちらほらとお客さんがいる

駅から近いということもあって

いつ来てもなかなか繁盛している

通された席は店の中でも数少ない個室だった

窓があり夜景がみえる


誕生日だからといって遼子が予約していてくれたみたいだった

席につくなりジントニックとカシスウーロンを注文して料理はマスターに任せた



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