狐に嫁入り!?


ウタクが「教えて欲しければ……」なんて何か条件を言ってくるのかと思ったけれど、

何も言ってこないまま説明を続けてくれた。



「善狐というのは狐の精霊であり、人々を助けるいい狐だ。

その中で俺はトップの血筋に生まれ銀狐になり、この神社の神を受け持っている」

「銀狐……」


だから髪やしっぽも銀色?



「そういえば妖狐っていうのなら聞いたことあるけど、妖狐とウタクは違うの?」

「一緒にしてくれるな」



ウタクは嫌そうに顔をしかめた。



< 61 / 515 >

この作品をシェア

pagetop