命の花
 バシャア、と怒ったように盛大に水盤の水をひっかけるロージリール。

 苦笑しつつイグニスは、

「ええと、もう、死んでますから……怖いものなしってことで」

「馬鹿だな、こっちの世界にだって、死に等しい苦しみはある。どれだけ心配したか。いつ死が訪れて、オマエがこっちへ来るかと」

「心配、なんて……してくれたのですか」
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