悠久の島
天使と言う名の意味 少年はその意味と自分の使命が

同じである事に気がついた 

自分の存在を自分自身が否定していた

少年はそんな自分を恥じた

「ここは?ぼくはこの場所に来たことがある、しかしなぜだ、記憶が曖昧なせいかなぜここにきたのか覚えていない。」

手を目指し雲をつきぬける いびつな曲線を描く巨大な塔

少年は見上げる その塔の高さに圧倒された

英雄達は塔の中へと入っていく

少年は自分が天使であることに気づく

理由は分からない だけど少年の記憶にある映像が

この場所である以上 思い込みだとしても真実なのだろう

少年の体からは見る見るうちに 光を放ち

体から溢れんばかりのオーラ

少年の目は真っ直ぐ塔頂上を見つめていた

これから何が起こるのか 楽園の倒壊とは

過去の記憶はなんなのか そして時は迫る

英雄と男の戦いが始ろうとしていた

そして 真上には一人の少女が居た

球体を目指し何度も何度も逆流に押し戻される少女

「ぼくが、守らなければ。」

羽を大きく広げ 大空高くへと猛スピードで舞い上がっていった
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