悠久の島
進みだした時計は 止まることを知らない

開かれた扉を 見ていることしかできない

扉は開かれた

全てが楽園を害する者

開けてはいけなかった

迫り来る災厄の第一段階は完遂された



「これが、これから起こりうる全ての始まり」

少女は最後に こう締めくくった

少年は思い出した

楽園の倒壊 終末はもうすぐ


船の上 海の真中 遠ざかる島 そう ここは海・・・

「ここからは、あたし達の使命、全てを守るには、ここにいてはいけないの。」

少女は 少年に言い聞かせた

少年は どこに向かうわけでもなくオールを漕いだ
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