チャーリーズエンゼルパイ7~仔犬を抱いた少女~
真実

小百合
「どうしてこんな事を……」



小百合のその質問には、優しい表情を浮かべててぃーだが答えた。


てぃーだ
「きっと、白諸雲は小百合さんの事を心から愛していたのよ…だからあなたに描き直しをさせられても、嘘偽りのない本当の小百合さんを描きたかった。」



シチロー
「愛する娘の絵だからこそ、高額で欲しがる人間にも売る事は無かったんだな♪」



小百合
「お父さん……」



小百合は、涙を溜めた瞳を震わせながら父の描いた『仔犬を抱いた少女』をじっと眺めていた。


いつまでも


いつまでも……



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