honey blood
泣きやんだ蜜と部屋に戻ると、雪丸が暗い部屋で起きあがってた。



「大丈夫…か?」

「うん、変な感じするけど」

「そうか、よかった。お前を失わなくて」

「僕も生きててよかった!!」



雪丸とはこれからも友達でいたい。



唯一心を許せる他人ってヤツだから。



大事にしたい…。



「今日は泊まれ。部屋用意するから」

「蜜ちゃんのお邪魔になるから帰るよ。なんかあったっぽいしね」

「わかるか!?蜜のヤロー、泣くほど俺が好きでどうしようもねぇって言うっ!?」



後ろにいた蜜が背中に思い切りグーを入れて息が止まるかと思った…。



一生素直でいやがれ。



凶暴ゴリラ。



「テメェ…マジで食うぞ…」

「やれるもんならやってみろよ。母上にチクッてやるから」

「あんなババァ怖くもなんともねぇよ」

「あっそ。その言葉そのままそっくり母上に伝えてあげるね」

「はぁ!?そんなことしたら家ぶっこわされるだろ!!」

「知らない。あたし寮に帰るし~」



憎たらしいヤツ!!



雪丸は笑ってて、内心かなりホッとした。



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