強欲な女
「真美ちゃん、お腹の子本当はどうしたいの?」



お姉さんが優しく私に言った。



「………中絶します………。」



その言葉を言うたびに心がズキズキと痛い。



「正直それがいいと思う。真美ちゃんが本当に産みたいって言うならもちろん協力したけどね。愛情だけじゃ子供は育たないし嫌なこと言うようだけど真美ちゃんが今周りの子達が遊んでるのに泣く赤ん坊の世話をしないといけないのに耐えられないと思う。愛情を注いであげられない子育ては悲惨だよ。真美ちゃん……行動が軽率だったよ。」



「お姉さんの言う通りです………。育てていく自信が私にはない……。」



私のために厳しいことも言ってくれるお姉さんの言葉が心に響いた。



おばあちゃんがそっとお金の入った封筒を私に渡した。



「これ持っていきなさい。真美ちゃん、これからずっとこの心の傷を背負って生きていかないといけないよ?」



「はい……。」



私はおばあちゃんとお姉さんに今までの親子関係の事を話した。



さっき自殺を考えた事も話した。

















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