強欲な女
心臓が大きく鼓動して痛い……。



私の目に写ったのは棺だった。



なぜうちに棺が……。



私は吸い寄せられるかのように棺のある方へと歩いた。



今にも心臓がはち切れそうだ。



「っ………………。」



私は棺の中を見て一気に血の気が引き目眩がしてしゃがみこんだ。




「お母さん…………。」




確かに棺の中にはお母さんが眠っていた。



「なんで……………。」



足が震えて立ち上がることが出来ないでいた。



「なんで子供達がいるのに自分の首を括れるんだろうね。」



すすり泣きながらそう言う声が聞こえてきた。



自分で首を括った………。



確かにそう聞こえた。



私は目の前が真っ暗になった。



母が今自殺する理由なんて一つしかない。



私が殺したんだ………。












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