強欲な女
「真美ちゃん………真美ちゃん真美ちゃん………。」



目を真っ赤にして大粒の涙を流して必死で私の腕を掴むおばあちゃん。



なんか三年しか経っていないのに皺がも白髪も増えてなんかやつれた気がする………。



私のせいだ………。



「真美………!」



力強く呼ぶお父さんの目にも力を入れて頑張っているが堪えきれない涙が溢れ出ていた。



「真美!」



お姉ちゃんも涙をボロボロ流している。



「真美ごめんなさい………。真美のせいだとか言ってごめんなさい………。本当は私のせいでもあるの………。なのに八つ当たりして………。お願いもう居なくなったりしないで………。」



私の肩を持ち泣き震えながら言う姉。



「本当は真美のせいじゃないの………。私が大学は一人暮らししたいって言ってお母さんと喧嘩してて………。」



お姉ちゃんとお母さんが喧嘩していたなんて全く気づかなかった………。



「違う二人とも………。責任は俺だ。俺があいつを追い詰めた………。」



泣き崩れた顔で言う父。



「誰のせいとかもう止めておくれ。今頃あの子が空の上で苦しんでいる………。」




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