強欲な女
確かにあの子剛の事カッコいいと言っていた。



だからってまだ剛と別れて一週間も経っていないのに………。



一体いつからこういう事になっていたのか………。


二人をじっと見ていると、視線を感じたのか剛がこっちを向いた。



三秒ぐらい見つめ合って私は走ってその場を去った。


あの二人から見た私はさぞかし惨めだろう。



そんな姿をさらしたくはない。



息を切らしながら家に帰り部屋に行くと堪えていた涙がボロボロと流れ出てきた。



悔しい…………。



愛してるとか好きだとか言われてその気になっていた私がバカだった……。



だいたい剛ブサイクのくせに…………。



ムカつく……。



二人共ムカつく!!



悔しくて惨めでムカついて私は枕を何回も壁に投げつけた。



でもそんなことでは全く気は晴れなかった。



結局私はただ泣き続けることしかできなかった。




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