強欲な女
私は哲哉と関係をもちながらたまに慶太とも会うようになった。



あの日以来連絡なんてこないと思ってたのに慶太からメールがきたのだ。



『この前はごめん。俺真美ちゃんと縁切れたくない。』



私はそんな慶太を受け入れたのだ。



哲哉も慶太も私の体を求めてくるだけで愛されていると実感したことは一度も無かった。



私はだんだん愛されたいと思うようになっていった。



哲哉と会っても慶太と会っても寂しさを紛らわすことはできなかった。



ちゃんとした恋人が欲しかった私は慶太と切って哲哉と結ばれたいと願うようになっていた。



私は哲哉に会いたくて教室まで行った。



しかし哲哉の姿はなかった。



哲哉のいそうな場所を探したが居なかった。



(もしかして………。)



私は例の教室にいるのかもと思い行ってみることにした。



そこで信じられない光景を目の当たりにすることになるなんて思いもしなかった……。









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