強欲な女
私は哲哉と蘭と別れて潤君の元に向かった。



「真美ちゃん良く頑張った。」



私の頭をそっと撫でてくれる潤君。



私は今日からこの人と一緒に毎日を過ごすんだと思うとすごく幸せだった。



潤君はすごく私に尽くしてくれた。



毎日のように『大好き』とメールをくれるし、今までの男とはやるだけであまりデートをしたことが無かったが、潤君は色々な場所に私を連れてってくれて楽しませてくれた。



「真美………大好きだよ………。」



ベッドの上ででも常に私に気を使ってくれる潤。



私は今までにない快感を覚えた。



毎日が幸せだった。



携帯のカメラで撮った潤の写真を何分でも眺めていられるくらい彼の事が好きだった。



今まで出会った男の中でずば抜けて潤が好きだ。



しかし潤と付き合いだして二ヶ月が過ぎようという頃、私の幸せは壊れていった………。








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