強欲な女
お父さんが出ていき家の中の雰囲気がガラッと変わった。
前は姉と母の笑い声が響いていたのに今は聞こえてこない。
前は笑い声がウザくて苛々したけど、今はこの辛気くさい感じが無性に苛ついた。
「真美困ったことがあったら俺に相談してな。」
両親が離婚したことを言うと心配そうに私の頭を撫でる潤。
「なんか最近家もずっと辛気くさくてさ。なんか気分転換にぱーっとどっかに遊びに行きたいな。」
そう言うと潤は困った顔をして頭をボリボリ掻いた。
「真美ごめん。最近デートで結構お金使ったからもう財布の中ほとんど入ってないんだ………。金かからない場所でもいい?」
申し訳なさそうに言う潤。
「いいよ。じゃぁ~また今度ね。」
金がないとか言い出した潤にまで苛ついてつい不機嫌そうな口調で言ってしまった。
私はこんなに短気だっただろうかと自問したくなるくらい最近何に対しても苛々した。
前は姉と母の笑い声が響いていたのに今は聞こえてこない。
前は笑い声がウザくて苛々したけど、今はこの辛気くさい感じが無性に苛ついた。
「真美困ったことがあったら俺に相談してな。」
両親が離婚したことを言うと心配そうに私の頭を撫でる潤。
「なんか最近家もずっと辛気くさくてさ。なんか気分転換にぱーっとどっかに遊びに行きたいな。」
そう言うと潤は困った顔をして頭をボリボリ掻いた。
「真美ごめん。最近デートで結構お金使ったからもう財布の中ほとんど入ってないんだ………。金かからない場所でもいい?」
申し訳なさそうに言う潤。
「いいよ。じゃぁ~また今度ね。」
金がないとか言い出した潤にまで苛ついてつい不機嫌そうな口調で言ってしまった。
私はこんなに短気だっただろうかと自問したくなるくらい最近何に対しても苛々した。