オリオンの砂時計
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メールを打つ指の動きすら、面倒。今日は気まぐれに古典の講義なんかに出てみた。そしたら斜め後ろにいた長身眼鏡くんが「テキスト忘れちゃって。一緒に見せて貰ってもいいですか?」
…私と彼は傍目にぎこちないカップルのようだった。講義中も時々話して、それは気力のない大学生活で少しだけ楽しい部分になった。
その日の講義の帰り際ケータイ番号とメアドを交換した。帰り、駅のホームで電車待ちしてたらさっきの彼からメール。「さっきはありがとう&楽しかったよ(^v^)今度一緒に遊ぼうo(^o^)o」私は殆ど残ってない気力を振り絞って、君は手がはやいのね(笑)いいよ、遊びに行こ☆みたいな返信した。「…手が早いっていうのは違う…云々…」とかえして来た。私は少しだけ残っていた気力をケータイに吸いとられたみたい。急にやり場のない怒りがこみあげてきて、ケータイをまっぷたつにへし折りたくなり、出来ずに片手でヒビが入る位ギュッと握り締めた。
メールを打つ指の動きすら、面倒。今日は気まぐれに古典の講義なんかに出てみた。そしたら斜め後ろにいた長身眼鏡くんが「テキスト忘れちゃって。一緒に見せて貰ってもいいですか?」
…私と彼は傍目にぎこちないカップルのようだった。講義中も時々話して、それは気力のない大学生活で少しだけ楽しい部分になった。
その日の講義の帰り際ケータイ番号とメアドを交換した。帰り、駅のホームで電車待ちしてたらさっきの彼からメール。「さっきはありがとう&楽しかったよ(^v^)今度一緒に遊ぼうo(^o^)o」私は殆ど残ってない気力を振り絞って、君は手がはやいのね(笑)いいよ、遊びに行こ☆みたいな返信した。「…手が早いっていうのは違う…云々…」とかえして来た。私は少しだけ残っていた気力をケータイに吸いとられたみたい。急にやり場のない怒りがこみあげてきて、ケータイをまっぷたつにへし折りたくなり、出来ずに片手でヒビが入る位ギュッと握り締めた。