ビター・キャラメル



改めて小さく決意をしたあと、1Kという小さな部屋の、ぼろぼろのキッチンの中の、ぼろぼろのコンロでお湯をわかす。



我が家にはストーブなんてものは存在しない。


よってこの寒い時期、毛布(ちなみにこれもぼろぼろ)と電源の入らないこたつ布団と無料のティーバッグでいれた暖かい飲み物は必要不可欠なのだ。



夏は全部脱げばなんとかなるけど、冬はこれだから困るわ。


はやく過ぎ去らないかな。


「ふぅ」

小さなテーブルでお茶を飲んで一息。




あとよんじゅうごまんはっせんさんびゃくえん。


うまく親父が30万もうかって、帰ってくればあと1ヶ月かあ。



どうせ、また繰り返すだけだからこの際帰ってこなければいいとは思うけど、いない間にも借金が増えていくから困ったものであった。




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