明日も、キミに恋をする。
当たり前だけど、みんな大阪弁を喋ってる。



TVで関西の芸人さんが話すのはよく聞いてたけど…

でも実際に話してるのを聞くのは、初めてだぁ。




「大阪弁ってなんか圧倒されちゃうね」


私がそう言うと陽子ちゃんは、ははっと笑う。




陽子ちゃんは教室を見渡しながら、自分の友だちを紹介してくれる。



「うちもまだクラスの子は、全然知らんけどなー。とりあえず同じ中学で仲良かったんは、ミヤモと大輔。あと、あっちにいる愛も」



そう言いながら陽子ちゃんは、私たちの右隣の席で話していた男子2人を呼ぶ。



「ミヤモー、大輔。この子、優ちゃん。愛知から来たばっかなんやって。仲良くしたってな」




これが、私と大輔くんの出逢いだった。




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