明日も、キミに恋をする。
男の子と二人乗りなんて初めてだ。

しかも木下君が相手なんて…



「お邪魔します……」



ドキドキしながら自転車の後ろに横向きに座る。

手は、木下君のお尻に触れないように、サドルの後ろをそっと握る。




「なに遠慮してんねん!それじゃ落ちるで」




木下君は私の手をつかむとグイッと持ち上げて、自分の腰をつかませる。



木下君の腰は暖かくてガッチリしてて、なんだか照れる。

顔が赤くなる。




「エッチなこと考えんといてやぁ」




木下君が笑いながら冷やかしてくる。

でも緊張しすぎて、もう返事もできなかった。




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