明日も、キミに恋をする。

「ほな行くで～」



グンっと自転車が前に進む。

同時に体がおいてけぼりになる感じがして、落ちそうになる。



「っひゃあぁ！」


変な声が出ると同時に、私はあわてて木下君にしがみついてしまう。

　


「そうそう、しっかりギュッてしとかなマジで落ちるで～！」


木下君は力強く自転車をこぐ。





中学の時

友だちとこんな風に二人乗りした事があった。

女の子同士だと、お互いにフラフラしてすぐにこぐ足が疲れて、交代で自転車をこいだっけ…。




でも木下君のこぐ自転車は、私を乗せてもちっともフラフラせずに安定して、グングン進んでいく。




男の子って

全然ちがうんだ…