嘘から始まる恋



「今日は一緒に帰れる?」


「…うん」


そう答えると成瀬くんが顔を近付けてきた。



反射的に目を閉じると、成瀬くんの唇と重なった。



「…教室迎え行く」


唇を離した成瀬くんにコクンと小さく頷いた。



最近の成瀬くんのキスは優しくて、小さくドキドキしてしまう。



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