嘘から始まる恋



「瞬、遅いじゃん」


「悪い」


「あ、理子ちゃん!久しぶり〜」


ヒラヒラ〜と手を振られ、ペコッと頭を下げる。



「理子ちゃんって相変わらず可愛いね!」


可愛い!?


私が!?



「お前ら黙れ。とりあえず座らせろ」


手をひかれ成瀬くんの隣に腰を下ろした。



てか誰も彼女連れてきてないじゃん、と周りをキョロキョロ見ていると、成瀬くんの紹介が始まった。



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