嘘から始まる恋
その日の帰り道、山中くんと別れた私は公園にいた。
成瀬くんの友達である悠希くんと雄介くんと…。
「ごめんね、急に」
「いえ…」
ベンチに座り、優しい笑顔を向けてくる悠希くんと、ベンチにもたれる雄介くん。
学校を出たとこで待ち伏せされてたのか、話があると公園まで連れて来られた。
「…瞬のことなんだけどさ、あいつ本気だよ?理子ちゃんのこと本当に好きなんだよ」
「うん…。知ってる」
「あれ?分かってたの?」
キョトンとする悠希くん。